学生時代、
友人と九州チャリの旅をした。
歴史ある場所を色々巡ったのだが、
今も強烈なインパクトを残しているのが、
これ!
大隈重信の勉強机!
よーく見ると、変な箇所がある。
柱から、梁(木)が飛び出している。
その目的は、
「重信自身が、勉強のとき眠くなったら、頭をぶつけて目を覚ますため。」
らしい。
作ったのは、母だという。
恐るべし重信母…
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私も、つい1年ちょっと前まで勤め塾講師で、
毎年100人ちかくの受験生を任されていた。
(教室を任されてから生徒数は常時右肩上がり。それが自信にもつながった。)
そして、恒例の進学説明会も開催していたわけだが、
その中で、毎年、必ず話す内容があった。
それは、
「成績を上げるための第一の条件は何か」ということ。
私の答えは
「人の話を素直に聞くこと」
ただ、これだけだった。
人間は誰しも、人のいうことに反発したくなる。
だがそこで、反発だけで終わる人間は何も学べない。
数学、英語などといった学習内容以前の問題であり、
その根っこを変えないと、無理にいい高校やいい大学に行っても、
伸び悩むのは目に見えていると。
これは、卒業生を見ても、自分の学生時代の友だちを見ても、
証明されていた。
それ故、上位&拡大を目指す進学塾はもともとやる気がある人材を欲しがる。
授業を妨害する生徒、やる気がない生徒に対して、
わざわざスパルタ教育をしようなんて思わない。
すぐに切ってしまうか、金づる扱いにする。
(近年、水戸地区で急成長している塾なんか、すぐ退塾させられる)
なぜか?
講師陣の身が重くなる&仕事が増えるだけだから。
かつ、その生徒は結局、結果を残せないから。
名著「ビジョナリーカンパニー2」にも書いてある。
goodからgreatに飛躍するには、管理を厳しくするな。その前にまず、人材を選べと。
そんな自分が嫌で、今の合格道場を開いた。
話が脱線した。
中間テスト。
過去最高点を取った人もいる。
逆に、グデグデの点数だった人も多数いる。
そんな中、
毎日の確認テストをしっかりこなしていた生徒が、
最高得点(450越、440越)を取れたと、
本日、報告してくれた。
本当によかった。
凡人には、
「自ら仕事を創るより、他人からやることを指示され、愚痴を言いながらも仕事をやったほうが楽。」
独立して痛感した。
どこの会社にも、愚痴と文句しか言えない人がいる。
しかも、そういう人に限ってなかなか辞めない。
なぜか?
自ら転職したりするよりは、愚痴を言いながら仕事するほうが楽だから。
「自らで仮説をたて、情報を集め、決断し、実行に移す。」
言うのは簡単。実際行うのは至難。
小中学生に対しても同様で、
「自分で人生を切り開きなさい!」という言葉は、聞こえが良い。
自分で夢を決め、具体的な高校進路、大学進学を考え、実行に移す?
はたして、どれだけの生徒ができるのか。
受験勉強よりもはるかに難しく思える。
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私は中学受験を経験したが、
自分の意思で目指したわけではない。
小学低学年のころから、九州一円の中高一貫校に見学に連れていかれ、
受験雑誌もいっぱい見せられた。
即ち、まんまと親の戦略に嵌ってしまった。
これについて、親を非難するつもりは全くない。(逆に感謝している。)
ちなみに、医学部に行った友達の殆どが、
親から「医者になれ!」と勝手に決めつけられていた。
成績がいいから医学部をめざしたのではない。
医者にならないといけないから、医学部をめざして勉強していた。
将来に対して、ビジョンが全く描けなかった当時の私には、そんな友達が幸せに思えた。
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生徒の言葉
「私、頭悪いからー」
しかし、これは順番が逆だ。
能力がない、センスがないとか言えるのは、
本当に努力した後。
やってないのに、「頭悪い」と言えるはずがない。
たとえ、人と同じ努力をして「自分に能力がない」と感じたとしても、
人の2倍、3倍努力すればよいだけのことだ。
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これは、最近話題の寿司屋、
「すきやばし次郎」の小野二郎さんの生きざまを見て感じたこと。
7歳から奉公に出て、今88歳。
どんだけ努力してるのだろう…
昨日今日で、卒塾生が再び挨拶に来てくれた。
2人とも、開校当初の4月から通っていた生徒。
昨日の生徒は、地道な努力で勝ち取った生徒。
勉強量は4月の時点から群を抜いていたと思う。
その姿勢に、私は合格を疑わなかった。
なかなか成果が表れないこともあり、終盤不安になりかけたが、
今こうして、合格を勝ち取って来てくれて、
「受験において努力は報われるということ、基礎基本の大切さ」を証明してくれたように思う。
今日(今)来てくれた生徒は、
「入学生の代表挨拶を勝ちとった」という報告だった。
その生徒は、高校に入って部活を極めたいという意志があった。
学業も部活も一生懸命やっていたら、周りが放っておくわけがない。
だから、私は「学業でもトップ合格して、代表挨拶を勝ち取って来い!」
と常々言っていた。
それが、本当に取ってくるとは!!
いやぁ、感動した。(今も、感動の余韻中)
努力次第で道は拓けるし、世の中捨てたもんじゃないって、
生徒から教わっている気がする。