塾の広告、営業マニュアルトークに
「勉強のコツを教えます」というのがある。
「お宅のご子息さんは、勉強の仕方、コツがわかっていません」などなど。
しかし、私は「コツ」とか「要領」とかいう言葉を聞くと、
ウソっぽいキャッチフレーズに聞こえてしまう。
イチローに、
野球の練習の「コツは…」と聞いて、
それを実践すれば、イチローみたいになれると思う人はいるだろうか?
同じように、勉強も「コツ」だけ言われて出来るようになるか?
私は、中学から大学までずっと寮生活を送ってきて、凄まじい成績を出す友人を目の前で見てきた。
半分寝てても東大に受かるような友人、旧帝大を首席で卒業して大学に残る人。
そういう友人に共通していえることは、
勉強の絶対量が多いということ。
本人は意識していなくとも、
中学~大学に至るまで、1日最低3~4時間は勉強していた。
逆に、地道な努力を軽んじて、「要領」だけで成績を出していた生徒は、間違いなく途中で脱落していった…
そもそも出来る人の「コツ」なんてものは、
大量の練習量の上に、その人にあった方法が自然と作られたものであって
容易に聞いてマネしたところで、どうにかなるものではないと思う。
「コツ」と言う前に、「コツコツ」やってから!
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