凡人には、
「自ら仕事を創るより、他人からやることを指示され、愚痴を言いながらも仕事をやったほうが楽。」
独立して痛感した。
どこの会社にも、愚痴と文句しか言えない人がいる。
しかも、そういう人に限ってなかなか辞めない。
なぜか?
自ら転職したりするよりは、愚痴を言いながら仕事するほうが楽だから。
「自らで仮説をたて、情報を集め、決断し、実行に移す。」
言うのは簡単。実際行うのは至難。
小中学生に対しても同様で、
「自分で人生を切り開きなさい!」という言葉は、聞こえが良い。
自分で夢を決め、具体的な高校進路、大学進学を考え、実行に移す?
はたして、どれだけの生徒ができるのか。
受験勉強よりもはるかに難しく思える。
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私は中学受験を経験したが、
自分の意思で目指したわけではない。
小学低学年のころから、九州一円の中高一貫校に見学に連れていかれ、
受験雑誌もいっぱい見せられた。
即ち、まんまと親の戦略に嵌ってしまった。
これについて、親を非難するつもりは全くない。(逆に感謝している。)
ちなみに、医学部に行った友達の殆どが、
親から「医者になれ!」と勝手に決めつけられていた。
成績がいいから医学部をめざしたのではない。
医者にならないといけないから、医学部をめざして勉強していた。
将来に対して、ビジョンが全く描けなかった当時の私には、そんな友達が幸せに思えた。