お盆休みは毎年恒例、
問題解き&読書三昧。
今年の大きな収穫は、
山本周五郎の「樅の木は残った」を読んだこと。
20年越しの目標達成。
というのは、中学3年生のころ、
同期の成績トップが、この本を読書感想文に書いて、賞をもらっていた。
当時、勉強に血気盛んだった私は、
「どんな本なんだ!あいつに読めるなら俺も読んでみる!」
と奮起し、試みたが…
歴史小説、九州から遠く離れた仙台藩の内容など、
良さがさっぱり分からず、途中で投げ出してしまっていた。
その後年月が経ち、
この夏、塾の生徒が読書感想文を書いていたこと、
宮城県が身近に感じれるようになったことなど、
色んなことが重なり、
今回、読む機会を持った。
読んでみて、改めて感じるのは、
学生時代に読む本が、
その後の人生に、大きな影響を与えるということ。
読書感想文を書いた友達は、法曹の道に進んだし、
大学寮の隣部屋の先輩は、中学時代にビルゲイツの本を読んで、
起業することを決心したと言っていた。
受験生は、黙々と読書をする時間などであろう。
勉強が嫌で、読書に逃げてしまい、勉強した気になってしまう生徒もいるだろう。
だから、もし読むとするなら、
受験を戦う自分を、支えてくれるような本、
そんな本を読んでもらいたいと思う。